ECO NIWA PROJECTeco 庭プロジェクト

「eco 庭」プロジェクトは、環境保護や生物多様性を目指した庭のホテル独自のサステナビリティな取り組みです。
ホテル内の 4 つの庭から集めた落ち葉を腐葉土にリサイクルすることから始まり、ホテル屋上での菜園運営、更には養蜂活動にも発展しました。
収穫物はレストランで提供するなど、このプロジェクトを通じて、自然とホスピタリティをつなぐ循環型システムを構築し、環境に配慮した体験をお客様に提供しています。

先人に倣った取り組み

資源の少ない日本では、古よりものを大切に使う文化がありました。特に江戸時代には、様々なリサイクルシステムが確立され、あらゆるものを資源として最後まで利用していました。庭のホテルでは、そのような素晴らしい「始末」の文化を大切にすべく、先人に倣ってホテルならではのユニークな循環システムを考えました。

≪ロゴについて≫「ホテル内での循環システム」というイメージを、「eco 」という文字のラインで表現しています。

Our Sustainable Journeyプロジェクト
ストーリー

きっかけは落ち葉拾い。

「庭のホテル」では、名の通り、趣の異なる4つの庭が広がり、約50種類の植物が訪れる人々の目を楽しませています。秋から冬にかけては、大量の落ち葉が舞い散ります。通常、集めた枯れ葉はゴミとして処分されますが、「これを何かに活用できないか？」という思いから、腐葉土への加工を思いつきました。

落ち葉と野菜くずで腐葉土作り

秋から冬にかけてホテル内で大量に出る落ち葉と、レストランのキッチンから出る野菜くずを活用して、腐葉土を作っています。
また、朝食時の卵料理の提供によって大量に発生する卵の殻も、粉砕し石灰肥料として活用しています。

廃材を利用したプランター

コーヒーの麻袋や酒樽、ホテルゲストによって置き捨てられたスーツケースを加工するなど、廃材をプランターとして活用し、野菜やハーブを育てています。

スーツケースを利用したプランターの作り方動画（YouTube）
動画はこちら

庭のホテル東京総支配人 海老沼悟: 「eco 庭」プロジェクトは、最初から壮大な目標を掲げてスタートしたわけではなく、日常の中で庭の落ち葉に着目したところから、試行錯誤を重ねて少しずつ発展してきました。私にとってのサステナビリティは「日常」です。日常生活の中で少し視点を変えてみると、サステナブルな活動に繋がるヒントが、身の回りに沢山見つかると思います。これからも庭のホテルから、気負わず楽しいサステナブル生活を発信していければと思っています。

PROJECT 01

屋上菜園ROOFTOP FARM

From Leaves to Harvest

ホテル内の4つの庭から集めた落ち葉を腐葉土にリサイクルし、宿泊ゲストが廃棄したスーツケースなどの廃材を活用して、ホテルの屋上で野菜やハーブを栽培しています。これらの新鮮な収穫物は、館内のレストランにてお楽しみいただけます。
※屋上野菜のレストランでのご提供は、収穫時期などの影響により不定期となっております